もうすぐ航大一次試験ですね!
今回の記事では受験時の最大の注意点をお伝えします👍
はじめに:勉強だけでは受からないのが航大
航空大学校の受験対策というと、「過去問」「気象」「時事」といった学力面の話が多くなりがち。
ですが、実は学力以前に“人としてどうか”が問われる場面が想像以上に多いということを、受験生のみなさんには知ってほしいと思っています。
試験官=教官。つまりあなたの将来の“上司”かもしれない
実は航大の1次試験には、実際に航空大学校で教鞭をとる教官の方が、出張で試験官を担当されるケースがほとんどです。
そして、これは私自身も経験したことですが、試験会場には以下のような学生が毎年一定数、確実に存在します。
- 試験官に挨拶されても、無視する
- 呼ばれても適当な返事しかしない
- 書類を投げ出すように提出する
- 試験中に舌打ち、ため息、腕組み、寝るなどの態度を取る
残念ですが、こうした行動が本当に見られます。そしてこれは、ネット上の噂話ではなく、私自身が受験生として見た「リアルな現場」です。
「態度」も評価対象であるという現実
こうした態度が教官(試験官)にどう映るかは、想像に難くありません。
当然、試験中はすべての行動がチェックされていると言われています。
そしてそれが、3次試験など後半の選考にも影響を与えることがあるとも耳にします。
これは不思議なことではなく、ごく自然な話ではないでしょうか。
パイロットという職業は、冷静さ・協調性・礼儀・信頼感が不可欠です。
それ以前に、**「大人として最低限のマナーができているか」**というのは、どの職業においても基礎の部分です。
尚更、数年後に直接教える「受験生」が横柄な態度であったら、その学生には入学してほしいとは考えませんよね。
「見られてないからいいや」は通用しない
ここで伝えたいのは、「教官だから礼儀を尽くそう」ではありません。
相手が誰であれ、常に礼儀正しく、感謝を伝えられること。
これは「航大合格のため」以前に、一人の社会人として、パイロット以前に、人として当然のことではないでしょうか?
情報提供にも“マナー”が問われている
最近、私自身がこのような受験支援活動を行っている中で、「無料でスケジュールを立ててください」という依頼や、いろいろな情報を尋ねてくる方も増えてきました。
そういった声をいただけるのは本当に嬉しいことですし、できる限りのアドバイスであればこれからも続けていきたいと思っています。
ただ、残念ながら一部の受験生は、
- 情報だけ聞いて返信しない
- 24時間以上無反応
- 「情報をもらって当然」という態度
を取る方もいます。
忙しいのはお互いさまです。
「ありがとうございます!」「またよろしくお願いします!」の一言でいい。
それすら言えない人は、試験だけでなく、その先でもチャンスを失っていくと思います。
また、これは入学後に言われることではありますが、学校の先輩は数年後の会社の人事である可能性も無きにしも非ずです。
これも、だからと言って先輩に対して礼を尽くせということではなく、「いつ何時もパイロットという職業は見られている」という気持ちを忘れないでください。ある意味、プロスポーツ選手に近い部分が多い職業ですね。(周りからの注目も、健康意識も、スペシャリストであるという意味では)
これは私自身の戒めにも書いております。
最後に:反面教師として、胸に刻んでほしい
こうした態度の違いは、いずれどこかで“ほころび”となって現れます。
私自身も、多くの人と接する中で「礼儀」や「配慮」の大切さを痛感しています。
そして、そういったことが人間関係、職場環境、キャリア全体に大きく影響を与えるということも。人と人との繋がりがまたチャンスをもたらしてくれるということを胸に刻んでおくべきでしょう。
この記事を読んだあなたが、もし少しでも心当たりがあるなら、ぜひ今この瞬間から意識を変えてみるといいと考えます。
そして、いつか空の上で一緒に働ける日が来ることを、心から願っています。
コメント