こんにちは!
パイロット訓練生のひろきちです
今回は、航空大学校 第一次試験 の数学の過去問題を解説します。
- 航大の問題の特徴を知りたい
- 勉強は進めているけど、伸び悩んでる気がする
- 勉強のコツがわからん
そんな疑問にお答えする記事となっています。
✅ 実際に出題された過去問をピックアップし、
✅ 解答・解説とともに
✅ 対策のポイントもご紹介!
これから受験する方はぜひ参考にしてください!
🧠 過去問:2020年 数学 第9問
早速ですが、次の問題を解いてみてください
制限時間は2分(!?)短ッ!!!

✅ 解説:
正直、こういう問題って、
問題文を見ただけでうんざりしませんか?(笑)
でも、安心してください
そんなときは、問題文を読まなくても大丈夫です!
ポイントは「選択肢の単位」です。
せっかく選択肢が与えられているのだから、
選択肢から吟味するのも一つの解答方法です!
ふだんから物理の単位に少しでも意識を向けている方なら、
選択肢のどこかに違和感を覚えるはず
「これ、単位を考えるとあり得ないでしょ…?」という感覚です
では、選択肢の単位を一つずつ見ていきましょう!
まずは前提を整理
周期 T の単位は [s](秒)です
つまり、選択肢の右辺の式の単位も [s] になっていなければ、
おかしいということになります
各選択肢の単位を確認!
各選択肢の単位を確認していきましょう!
(1)
→ 見たことのない単位ですね(笑)
実在しないので不正解!
(2)
→ これは周波数の単位 です!
周波数の単位はHzだよ!と思った方、「周波数 SI基本単位」と調べてみてください
SI基本単位では、[1/s] とも記載できます
普段見慣れているHzはSI組立単位です
ここだけ読んでも、初めて単位を意識した方には理解が難しいと思うので、
「SI基本単位とSI組立単位」を少し勉強してみるとよいと思います
物理が少しは暗記ではなくなると思いますよ!
(3)
→ 単位は
時間[s]ではないので不正解
(4)
→ 無次元です(無次元の物理量の代表として、比重、反発係数など)
でも周期Tは時間なのでこれは違う
(5)
→ (5)にしてやっと、時間の単位 [s] が出ました!
これが唯一、周期の単位と一致するので正解!
結論:正解は(5)!
このように、「選択肢の単位」だけに注目すれば、
問題文を読まずに正解できます!
制限時間2分でも十分解答できたでしょ?笑
補足:ウラワザはあくまで「補助」
今回のように、航大の問題には
“正面から解かなくても解ける問題” もあります
私が解いた過去問には同様の解法で解ける問題が他に2題はありました
ですが、注意点もあります
❗ 勉強の初期段階でこのようなテクニックに頼りすぎるのはNG!
まずは基礎をしっかり身につけた上で、
「最後の一押し」や「確認用」として使うのがオススメです
試験本番には、それらを組み合わせて解ける段階になっているとバッチリ✨
✈ 航大入学後、力学のすべての式に単位を書く!?
今回ご紹介したのは「単位に着目した解法」でしたが、
実はこれは、この問題だけに通用する特殊なテクニックではありません!
航空大学校に入学すると、「航空力学」という授業があります
この授業では、さまざまな数式を扱いますが、
すべての式に単位を明記するよう指導されます
なぜなら、単位を意識することで、物理現象の本質がよりクリアに見えてくるからです
「いやいや、いま物理を勉強してるけど、単位なんて書いたら余計に混乱するよ!」
と思った方もいるかもしれません
でも大丈夫👍
むしろそんな方にこそ、これから単位に気をつけながら勉強してみてほしいです
最初は面倒に感じても、少しずつ「意味が見える」ようになってきますよ!
さらに深く学びたい方へ!
この記事の続きや、単位・公式の本質的な理解についてもっと詳しく知りたい方は、
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📚 今回のまとめ
- 航空大学校の問題は「選択肢を利用した解法」も可能
- 物理は単位に配慮した勉強をすべし
- 航大入学後、物理(力学)の授業ではすべての式に単位を書かされる
次回は「数学」や「英語」の問題も解説していきます!
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